こんにちは、いちまるです。ご覧いただきありがとうございます。
プロフィール以外の記事で何を書こうか迷っていましたが、人生で一番ツラい日々を過ごした就職活動のことについて書いてみようと思います。
私は現在社会人2年目で、大学4年次にはコロナ禍に直撃した2021卒として就職活動をしていました。
「就活って何をすれば良いんだろう?」「自己分析?なにそれ?」
その程度の認識しかなかった私の就活は、思い描いたものとは程遠い道のりをたどりました。
私の失敗談や反省点が、今後就活に取り組む方や悩んでいる方の参考になれば幸いです。
こんな人に読んで欲しい!
- これから就職活動を始める予定
- 就職活動の大まかな流れを知りたい
- 自己分析の何がそんなに重要なの?
この記事はそんな人に向けて書いています。
いちまるの就活実績
記事が少し長くなるので私の就活実績を先にお伝えします。
- ES 提出 約30社
- 書類通過 約15社
- 1~2次面接落 約10社
- 最終面接落 4社
- 最終面接辞退 1社(東証1部)
- 内定 3社(東証1部1社、地元2社)
地元志向が強かったこともあり、最終的には地元の1社に決めました。東証1部などの肩書はあくまで参考までに。
辞退した企業の最終面接は受けたかったのですが、コロナ禍だったことや面接会場が県外で帰省後の行動制限によってその後の就活に影響が出かねない旨を正直に伝え、辞退に納得して頂けました。
全体的に反省点の多かった私の就活ですが、リカバリーに成功したおかげで無事に内定を頂くことができました。
いちまるが感じた就活での大事なポイント
最初に就活を通して重要だと感じたポイントを紹介します。
- どれだけ自分と本気で向き合えるか
- 自分の弱さを自覚できるか
- 苦しい時は誰かを頼っても良い
- 試験対策や面接に対してどれだけ準備できるか
- その場しのぎで良い結果は得られない
特に上の2つは就活の本質だと思います。
当時の私はプライドが高く、自分がどこからも内定が貰えないという現実を受け入れることができませんでした。
無い内定(NNT)なんて恥ずかしくて誰にも相談できず、一人で悩み苦しみました。
「このままではダメだ」
そんな思いから勇気を持って周りの友人にアドバイスを求めました。
「自分にどこが足りないのか」「より上手く伝えるにはどうしたら良いか」
自分自身が「できない人間だ」と自覚することは私にとってかなり受け入れ難いものでした。(プライドだけは超一流。笑)
唯一救いだったことは、そんな私にも手を差し伸べてくれる人たちが周りにいたことでした。
お祈りメールでメンタルがボロボロだった私に夜遅くまで付き合い、ESの添削や面接練習してくれた同級生には本当に感謝しています。
「自分自身を見つめなおし、弱さを自覚できるか」
そこが就活の第一歩なのです。
就活で悩み遠回りをした私だからこそ伝えたい、重要なメッセージです。
大学時代はどんな学生だった?
本題の前に大学時代の私の状況を少しだけ。
当時の私は、地元の大学で経済学を専攻していました。
試験前に出回る過去問を頼りに規定単位を満たし、講義後のバイトで小遣いを稼ぐようなごく普通の文系大学生です。
基本的に面倒臭がりな性格なので、当然就活には後ろ向きでした。
「やりたいことも特にないし、まぁ就職できればそれで良いや」
そんな安易な考えのまま就活の時期を迎えます。
いちまるの就活について
3年次の2~3月(準備期間)
就活初期の2月はSPIなどの試験対策や自己分析が主でした。
といってもその頃の私は自己分析とは何か全く分かっていません。
自己分析用の書籍に沿ってワークをこなしてもピンとくるような答えが出せず、「こんなもんで良いか」と自分自身を突き詰めて考えることはしませんでした。
この時期に自己分析を徹底してできなかったことが、私の反省点の1つです。
3月に入るといよいよ就活解禁です。
当時は解禁日が3月1日でしたが、大手企業はそれより前からインターン型の選考や説明会を行っていました。
各企業とも形式上は足並み揃えていたけれど、インターンと称して学生を集めその中で光る人は先に本選考に進む、というように早く動いた方が絶対に有利な状況でした。
就活解禁後1週間で内定、なんて噂もあったぐらいです。まさに早いもの勝ち。
周りの学生が慌ただしくなる頃、私も同じようにマイナビやリクナビ、その他各企業の採用ページに登録し"就活してる感"を出していましたね。
腕試しと意気込んで大手企業にいくつかESを提出するも、自己分析がきちんとできていないため当たり前に書類落ちでした。
4月~5月(緊急事態宣言)
4月に入ると新型コロナの影響で急遽採用を延期や中止を発表する企業が多くなりました。選考会や説明会は徐々にオンライン化が進んでいきます。
本来であれば一次選考の時期ですが、試験日や面接日が間延びしたこともあって私の中で完全に熱が冷めてしまいました。
大学の授業もオンラインに切り替わり、自宅で受講できるようになったため引きこもりの自堕落生活に突入します(switch、YouTubeの娯楽天国)
早い人は4月中旬に内定を貰っていましたが、多くの企業で採用試験の延期が相次いだことによって「どこかには受かるだろう」という謎の自信ありました(笑)
ここで気を緩めず、自己分析や面接練習に熱心に取り組むべきでした。
6月~7月(面接落ちが続く)
私の理想では6月には内定を頂いで就活を終えている予定でした。
実際周りにも内定者が増えているにも関わらず、自分がまだ1社の内定も持っていないことに焦り始めます。
大手企業はほとんど採用を終了していたため、慌てて募集中の企業に片っ端からESを送り続けました。
しかしそれまで堕落し就活から離れていたため、面接に向けた準備らしい準備を全くといっていいほどしていません。
なんとか書類は通過するも企業分析や面接対策は皆無、半ば投げやりで臨んだ結果は当然惨敗。
面接では当たり障りのないことしか話せず、何一つアピールできないまま時間だけが過ぎていく日々。
無い内定(NNT)で卒業する未来がチラつき、一気に絶望感に襲われました。
8月(0からやり直し)
ここまできて初めて、「自分のやり方が間違っている」ことに気付きます(もっと早よ気付け!)。
既に内定を獲得した友人に頼み込み、ES添削から面接練習までとことん付き合ってもらいました。自分の就活が上手くいかない原因はやはり土台の自己分析にありました。
自分の強みや弱み、自己評価と他己評価など自分がどういう人間なのかを言語化できるまで落とし込めていないことが大きな要因でした。
自分の性格・良さを言葉で表現できないから面接で話す内容もありきたりになり、他の就活生と差がついてしまう。
自己分析の重要さをこの時期になって知ることになりました。
その後は自己分析に力を入れ、それを軸に面接で話す内容をブラッシュアップしていきました。
9月~10月(内定獲得、就活終了)
友人との自己分析や多くの面接練習の成果もあり、9月中旬にようやく1社から内定を頂くことができました。
内定の通知が自宅に届いたときは正直ホッとして、少し涙目になったのを覚えています。
その後も9月末に2社目、10月の中旬に本命の企業から内定を頂けたことで、9ヵ月(サボり期間を抜くと7ヵ月)に及ぶ長い長い就職活動を終えることができました。
就活を通しての感想と自己分析の大切さ
悩みに悩んだ9ヵ月でしたが、自分自身とこれほど長く向き合った経験は今までありませんでした。
自己分析をやり直したおかげで、自分がこれからどのような価値観を大切にして生きていきたいかという人生の指針が明確になりました。
例えば、私は「どの企業や業界で働くか」よりも「どんな価値観を大切にして働くか」が重要であると気づくことができました。
全てが自分の理想とマッチする企業は少ないと思いますが、仮に異なる業種に転職したとしても自身の価値観が近い企業であればやっていけるのではないかという発見は大きな収穫でした。
自己分析については推しの一冊があるので、別記事で詳しく紹介できればと思います。
最後に
改めて記事を書きながら振り返ってみると、就活期間は人生の中で本当にツラい時期でした。
理想では6月までに内定先が決まり、あとは卒論と人生最後の夏休みを楽しめるものだと思っていましたから(笑)
中でもお祈りメールは精神的にかなり堪えました。
「キミはうちの会社(現代社会)には合わないよ」
お祈りメールそれ自体が社交辞令だと分かっていても、どうしても自分が社会から求められていないのだという疎外感は拭えませんでした。(半分被害妄想ですが)
それでも諦めずに続けてきて、初めて内定を頂いた日のことは今でも鮮明に覚えています。
就活当初に目標としていた企業ではなかったですが、やっと自分の存在を認められたような気がして、肩の荷がスッと降りた感覚でした。
“諦めなければ必ず内定は取れる”なんて綺麗事は言いたくないですが、もがきながらもやり遂げた先に結果はついてくるものだと、私は就活を通して実感しています。
苦しい時は誰かを頼っても良いんです。一人で悩むよりも必ず良い解決策が見つかるはずです。
プレッシャーに潰されそうな時は一休みしても良いんです。今日休んで明日から歩き出せば未来は少しずつ変わるはずです。
くれぐれも私のように休み過ぎないようにしてくださいね(笑)
皆様の就活が成功することを心から祈っています。
それでは!